学生時代について教えてください。

松坂社長

高校生の時はフォークギターを演っていて、友達と一緒にコンサートに出たりしてました。
音楽の他には、新聞配達を三年間続けていて、仕事が終わった日曜日の朝には１ゲーム１００円でできるボーリング場に行き、充実した生活を送っていました（笑）。

当時の就職活動について教えてください。

高校を卒業してから、コンピュータの仕事をしたくて大阪の会社に就職しました。
しかし、自分のやりたい仕事をすることができず、地元である松江に帰ることにしました。

松江に戻ってからしばらくは紳士服の販売や空調管理会社のセールスを行っていましたが、やっぱり現場での仕事がしたいと思い樋野電気工業に入社しました。
最初のうちは製造現場での仕事をしていたのですが、当時は営業がいなかったので、私が営業を行うようになり、やがてシステムの設計もするようにました。様々な業界の経験を活かして、自分のスタイルで仕事をこなしていました。

趣味を教えて下さい。

カメラをとることが好きです。
中学生のときに写真部に入った事がきっかけで写真を撮っていましたが、仕事もありしばらく撮っていませんでした。

しかし、子どもが生まれてからまた撮りはじめ、最初は子どもの写真ばかりでしたが、風景にも興味が出てきて、最近は宍道湖・中海や古代蓮の花を撮ってブログにも掲載しています。

製品について教えてください。

「物をコントロールする」をコンセプトとして、工場の機械・設備やロボットをコントロールするための制御版を作っています。
車の衝突実験装置や、三角関数を使ったシステムも作ります。

製品に込めている思いは何ですか。

機械やロボット、制御が必要な製品を使うのは人間なので、扱いやすいシステムにし、エラーが起きた際には原因がわかりやすいように設計を行いっています。
新しい技術がどんどん出てくる業界であるため、最新の技術を取り入れて利便性を高めるようにしています。

社会的ミッションは何ですか。

制御版はいろいろな装置に使われますが、１０～３０年の長い期間使われるものですので、しっかりとしたメンテナンス・保守をやっていくことと、使いやすいような装置を作ることがミッションだと思います。

学生に向けてメッセージをお願いします。

地元にはいろいろな企業があることを知っていただきたいです。
大手企業に憧れを持つことがあるとは思いますが、地元にもすごい仕事をしている会社はたくさんあります。弊社もトヨタ自動車株式会社やマツダ株式会社となどの車関係の会社と仕事をしていますので、ぜひ地元の企業にも目を向けてみてください。

樋野電気工業に入社した理由を教えて下さい。

宇津さん

周りの友人は休みや給料を重視して会社選びをしていましたが、僕はそのような考え方ではなく、自分が求めるモノづくりをしたいと考えていました。
就職活動をしていた時に樋野電機工業有限会社に出会い、取り扱っている制御盤・シーケンサーには興味があったので、この会社で働いてみようと思いました。

仕事にかけている思いについて教えてください。

お客様の立場になって製品を作ることです。
製品をただ作るのではなく、綺麗に作ってお客様に「買ってよかった」と思われるような製品を作る努力をしています。

この会社の魅力は何ですか。

工場では同じようなものを作っているイメージがあるかもしれませんが、樋野電気工業では一人ひとりが全く違ったものを作っているため、楽しく考えて仕事ができる事が魅力だと思います。

会社の先輩について教えてください。

会社の中で一番年の近い先輩がいるのですが、私が仕事で遅くまで残っているときにずっと付き添ってくださっています。
その先輩にはとても励まされていますし、今後新しく入った後輩には、先輩と同じように私も応援したいと思います。

後輩に向けたメッセージをお願いします。

将来何をすればいいのかわからない人たちは、会社を選ぶ際に、給料や休日を重視して会社を選ぶ人はいると思います。
私の周りでも残念ながらその選び方をして、すぐに仕事をやめていく人が多かったんです。
そうではなく、やりたいことを見つけ、目標に向かって歩んでいくことで充実した人生が送れると思います。