就職の時はどんなことをしました？

わたしは、児童福祉の仕事をめざして、福祉系の学校に通っていました。
そのきっかけは自分自身が幼少のとき、児童福祉施設の人たちにお世話になっていたからなんです。
ですが、児童福祉の勉強のために、施設を訪れ勉強をしていると、幼少の時のことを思い出してしまうんですよね。
それが堂々巡りになってしまい、今の自分を形成しているがその時のことから来ているような気がして、違う分野に目を向けたいと思うようになりました。
その後、高齢者福祉に興味をもち、ご縁があって、当時のこの特別養護老人ホームに勉強に行き、その後この施設に介護士として、就職することが出来ました。

昔から、福祉の仕事をしたいと考えていらっしゃったんですか？

そうですね。特に私は、カウンセリングの支援が必要な少年だったんですよ。支援をしてもらって、今があると思っているし、そのころの先生にはお世話になりました。その先生方の仕事をみて、人と人とが接する仕事というイメージをもっていました。

やりたいことが分からない学生にメッセージをお願いします。

難しいですね…。まずは入ってみたらいいと思いますね。わたしは自分がお世話になった恩師であったり、相談に乗っていただいた施設の方に、助けられたと思って児童福祉司になると考えていました。ですが、その中で高齢者施設に行ってみたところそこに興味をもつことが出来たので、まずは経験してみることが大切だと思います。

今仕事の中で熱中していることは何ですか？

若い世代の人と話をすることで新しい学びをもらっています。その話の中で新しい発見をすることも楽しいですね。ご利用者の方にも日々教わっています。

励みになることは何ですか？

この施設では、最後を迎えるご利用者の方が多いんです。その最後にご家族の方と一緒に私たちもお送りするわけなんですが、ご利用者の家族の方にねぎらいのお言葉を頂いていることが励みになります。