学生時代のお話を聞かせてください

私自身は覚えていないんですが、小学生の時、目立たなくて、いじめられてて、自信のなかった子だったと聞いています。
小学校４年の時サッカーを始めたら、うまくて、自分はほかの人よりも優れているところがあることを知ってすごく自信につながって他のことにもつながっていったんです。
小学校と高校は野球をしていました。他にも、サッカー、陸上をしていました。
小学校の時にはバスケの選手に選ばれていました（笑）。
とりあえずやりたいことをやっていきました。

就活は何をしていましたか？

松江高専卒業なんですけど、最初に入った会社はOA機器のメンテナンスの会社に入ったんです。入ったきっかけは、高専の４年生の時に夏の企業実習があってそこに行ったとき、そこに入らないかと言われて、入りました。特に就職活動はしていないです。面白いと思ってもらったんだと思います。僕はネクタイもしていないし、髪も金髪でいったときに、その会社の先輩の方にかわいがってもらって、役員の人に誘われました（笑）。

なぜその会社を辞めたんですか？

学生のころ車が好きで、バイトもガソリンスタンドで働いていました。仕事も車の仕事をしたかったんですよ。ただ、仕事と趣味とは別の物というイメージがあって、趣味を仕事にするのはよくないのではないかと思ったので、もちろん声をかけていただいてOA機器の会社に入ったんですけど、１年間働いてみたら、どうしても車の仕事をしたいと思い、上司と相談をして、会社を辞めることになりました。
車に関わる仕事だったら何でもよかったので、中古車のセールスがあったのでそこに就職しました。ここで約５年半セールスとして務めさせていただきました。
約一年は違うセールス会社に入って起業に至りました。

起業の理由は何ですか？

起業の理由としては３つありました。
まず１つ目が、７年間自動車のセールスをさせていただいて、もし自分がいなくなったら、今までお付き合いしてきたお客様が困ってしまうのではないかと思ったことで自動車セールスの会社をすることに決めました。
２つ目に、長男が生まれてどうしてもお金が必要だったんですよ。ハローワークで就職活動をしていると応募を受けてくれる会社もあったんですが、条件が合わずに辞めて、自分で会社を作ろうと思いました。

３つ目は、退職にあたってその時務めていた整備師も同じタイミングでやめることになっていました。整備士の給料って安いんですよ。職を探してみても、基本給１５万円から始まって労働条件もよくなかったんです。それを考えた時に、自分の会社で働いたら給料もそれなりに出せるし、労働条件もいいようにできるんじゃないかということで、起業を決めました。

会社のサービス内容を教えてください

自社で取り扱っているのが、主に輸入車になります。輸入車の理由としては、すごく個性的なスタイルをしています。あとはボディー自体の走行性能が高いです。１５０キロで走行してもブレることなく走行することができます。走行性能が高いと運転していてもやっぱり楽しいんですよ（笑）。やはり楽しさを追い求めていくのなら輸入車がいいと思い、自社で取り扱っています。

扱っている車は？

メインはメルセデスベンツですね。ただ販売実績としては、海外の１０ブランド以上は扱っていますし、整備でも基本的にお断りすることなく、いったん弊社で受けさせていただくことにしています。
お客様が一番気にされることって、買った後のことを心配されていると思うんですよ。弊社は、お客様にいろんな魅力のある車に乗ってもらうために、そのあとのアフターフォローに力を入れています。

地域との事業の関連性は何ですか

自社でやっていかなければいけないのは子供たちが夢を持てるような地域にしていくことが必要だと思います。自動車でできることは、子供ってすごく車が好きなんですよね。男の子も女の子も好きで、街で、すごくかっこいい車が走っているといいと思いませんか？
子ども達がその車に乗ることを目標に、今勉強を頑張ったり、仕事をしたりできたらすごくいいんじゃないかなと思います。
また、いい車っていうのは、大人たちの気持ちを上げてくれるし、地域の力にもなっていきます。その地域や大人を見て子供たちは、それを目標にしていけるんじゃないかと思います。

サービスに込めている思いは何ですか

思いとしては、自社は車を取り扱っているんですが、車は道具に見られています。なので燃費やコストの部分で見られがちです。ですがもっと違う可能性があります。道具という部分のちょっとプラスαなんですよね。例えば色。白より赤が気持ちが高まるだとか、輸入車の個性的な車のほうが気持ちが高まるだとか、そういったプラスαの部分を皆さんに伝えていきたい。それでよい車を持っていただいて、喜び、楽しさを皆さんに知っていただきたいです。