この業界の特徴や強み、メリットを教えてください。

「保険の仕事」は学生の皆さんにはあまり馴染みのない業界だと思います。しかし「保険に入っていない人」を探すほうが難しいくらい、保険は世の中に普及し、無くてはならない商品です。私がこの業界に入って最初に思ったのが、「新商品が出ても、新たな在庫を持つ必要がない」ということです。一番良い最新の商品をお客様に提供できることは保険業界の魅力の一つだと思っています。

保険に入ったとしても、100人が100人全員事故をするわけではありませんよね？　そうすると、すべてのお客さまのお役に立ちたいと考えた時、100人すべてに関わるのが「保険を選択する時」です。その選択を間違えれば将来困ります。そのガイドをするのが私たちの仕事です。

お客さまは「結婚したよ！」とか「子供が生まれました！」といったハッピーなニュースがあった時にも、保険の相談にいらっしゃいます。将来設計を一緒に考えるお手伝いできます。また何か困ったことがあれば相談相手になり、人から頼られ、お役に立つことが実感できる仕事です。

保険は全国一律に定価販売で、私たちは代理店として保険会社さんから販売手数料を頂きます。この手数料も都会も地方も同等です。同じ仕事量をこなすことができれば、都会の人と同じだけの収入を得ることができます。単純に考えると都会よりも地方のほうが生活費は安いですから、豊かに暮らすことができます。我々は山陰の地で活動していますが全国レベル・世界レベルの保険業界組織に属しているので様々な情報や、優秀な方と接点があります。

社員の方の働きやすさという点で取り組んでいることがあれば教えてください

わが社では会議で「褒められマップ」というのをやっています。お客様、あるいは社内で褒められたことがあれば自己申告でお披露目する、いわば自慢大会をしています。そして、社内に日本地図が貼ってあり、褒められたこと1件につき1枚のシールを市町村に貼っていって、日本一周をするというツアーをやっています。「みんながどういう仕事をしているのか？」「どういうことが喜ばれているのか？」ということを感じながら、社内で共有するということが非常に重要です。いい関係を造っていく職場の空気を大事にしていて、いい人間関係が構築できています。

地域とのかかわりについてなにか取り組んでおられることがあれば教えてください

2018年5月に創立10周年のイベントとして『ローカルリッチ』というテーマでシンポジウムを開きました。これは新たな弊社のビジョンであり、「地方にいて豊かに暮らす＝『ローカルリッチ』をサポートしていきます！」という決意表明でもありました。保険は、何か損害が発生した時に、「経済的な穴埋め」をするということだけではなく、「資産運用」や「資産保全、防衛」もできます。そのようなアドバイスを行うのも仕事の一つです。いくらお金を持っていても使い道がちゃんとわからなければ、生きたお金にはなりません。時間も経済的にも余裕があれば、「心の余裕」も伴うはずです。すると、この地方で働くことは非常に魅力があるのではないでしょうか？この『ローカルリッチ』を掲げて、地域の豊かさの創造、活性化を進め、教育環境、医療・介護福祉環境を充実させ、雇用を守ることが重要だと考えています。